
モールテックスのサンプルです。
聞かなくなったレコードを使用しています。
(モールテックスカラー2N/BM59のサンプル)
(鏡面に吸着し、柔軟性もあります)
見た目も面白くて気に入っているのですが、
何より鏡面への吸着具合や曲げに対する柔軟性も確認できるので、意外とサンプルとしては優秀です。
モールテックスは薄塗りで強靭です。
ヒキがないので、自身の乾燥でも割れません。
しかし、下地の構造的な動きには注意が必要です。
例えば、木の収縮、膨張に影響を受けます。
ベニヤや石膏ボードのジョイントのせん断なども要注意です。
モールテックスの施工を行う際には、特殊なネットを伏せ込んだりして、万が一の状況にも備えておく必要があります。
飲食店のテーブルや、キッチン洗面台など、常に水がかかるような箇所は木で下地を組んで、ケイカル板を増貼り
したりして、木下地が湿気や水気に影響を受けてもケイカル板は膨れがないので更に安心できます。
マンションや店舗などで床が置床工法の場合などは、常にたわみや動きがあります。
下地ベニヤ自体の強度や厚さの確認も必要です。
ラーチより硬いラワン材を使用するなど、細かい配慮が良い仕上がりを実現します。
(置床工法の店舗フロア/BM00)
もちろん、モールテックスの施工側も、割れ防止のネット伏せ込み、1mm厚の密度の濃いテクニカルレイヤー
適切な養生時間、アセッコorフレスコ、質の高い施工が求められてきます。
私は家具や什器などもモールテックスで製作しますが、今日このブログを書いているのは
エンドユーザーさん、工務店さんなどからのご依頼で、建築の流れの一環としてモールテックスを使用する際に
下地づくりからやらせてもらう場合は良いとして、分離作業となる場合
下地を作る大工さんや、現場管理者さんとの打ち合わせや仕様の決定がとても重要だからです。
確かにモールテックスはどんな下地にも吸着しますし、強靭な表面強度を持ち、柔軟性もあります。
でも無敵ではありません。
私の施工実績で、実験的なものを除いては不具合が起きたことは一度もありません。
それは正確な知識と質の高い施工、そして下地の相談から適正な保護材(汚れ防止剤)でフィニッシュするからです。
モールテックスをお考えの方、施工を依頼する際には必ず施工事例の提示を求め、サンプルを確認してください。
意匠性と機能性を目視で確認し、手で触れてミネラルスキンの肌触りを是非感じてみてください。
リンク
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オフィスTAKAHATA
公式サイト内、弊社施工事例
https://o-takahata.jp/portfolio/savvy-180803
お見積や現場調査のご依頼を心よりお待ち申し上げます。
Moriya
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